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「向精神薬処方適正化宣言」病院のブログ

広島県廿日市市にある精神科病院、友和病院院長が管理してます

障害か、個性か

セサミストリート」に自閉症のキャラクターが登場

提供元:HealthDay News

 

米国の長寿子供向け番組「セサミストリート」。

日本ではいつの間にかテレビ放送として見かけなくなってしまいましたが、愛嬌のあるキャラクターや関連グッズは街でよく見かけます。

米国のテレビドラマでは性別、人種への配慮がなされていることは有名です。

たとえば白人男性ばかりが出演することないようアジア人、黒人、女性などを含めバランスを考えキャスティングされています。

そしてセサミストリートでは、なんと自閉症という心の障害を抱えたキャラクターが登場しました。

障害と言われると一般的には触れられたくない、触れたらいけないという空気が漂っています。

しかし、障害というのは病気とは違って、社会状況により障害になります。

いや障害にさせられてしまいます。

たとえば世の中がほとんどフラットでバリアフリーならば歩けないことが障害にはなりません。

メガネやコンタクトレンズが普及している現代では、視力障がい者は自分が障がい者であるという自覚はないでしょう。

自閉症もコミュニケーションが取れて当たり前と社会がみなせば障害となりますし、引きこもりOKの社会なら障害にはなりません。

金子みすゞさんの「みんなちがって、みんないい。」を思い出します。

 

 

 

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ベンゾジアゼピン系への包囲網

睡眠薬依存、注意の改訂指示 厚労省

 
2017年3月22日 (水)配信朝日新聞
 
数年前から、外来で処方される向精神薬の数が制限されるようになりました。
しかも違反すると減収というペナルティがあるのです。
精神科医にとっては、収益に直結する強制性を持つ、非常に画期的な出来事だったと思います。
さらに昨年からは、その数が抗精神病薬抗うつ薬についてさらに減らされています。
このたび厚労省は、製薬関連団体に対して、ベンゾジアゼピン(BZ)系という薬に対して、「承認用量の範囲内でも、薬物依存が生じる。漫然とした継続投与による長期使用を避けること」などと使用上の注意に明記することを求めています。
対象となる薬はなんと44種類もあるそうです。
徐々に、そして確実にBZ系への包囲網が狭まりつつあります。
長期に使用して依存は生じてないですか?今一度ご確認を。
 
 

その症状、勘違いしてませんか?

しばしば患者さんからお聞きするエピソードです。

「こないだ薬を飲み忘れたんですが、そうしたらドキドキしたりめまいがしたりして、急に不安が強くなって気分が悪くなったんです。

 やっぱり私は薬を飲み続けないと病気が悪くなるんですね。」

ちょっと待ってください!

病気や薬の種類、ストレスの度合いなど条件にもよりますが、理論上、1回もしくは1日くらい薬を飲み忘れたからと言ってすぐに病気が再燃するなどということは考え難いです。

ひょっとするとそれは、「離脱症状」と呼ばれるものかもしれません。

つまり体が薬物依存の状態になってしまっており、ちょうどアルコール依存症でアルコールが体から抜ける時に汗が出たり、震えたりという離脱症状が出るのに似ています。

治療を受け始める前の精神症状が出るというより、自律神経に関係した症状が出やすいです。

人によっては感冒に似た症状だったりします。

ある一定の濃度で薬の血中濃度が保たれていて、それが長期間続くと、いつの間にか体にとって普通の状態になってしまい、むしろ薬がないことの方が体にとって異常な状態になってしまうのです。

この状態は通常1,2週間断薬することで元の状態に戻りますが、人によってはもっと長引きます。

その間、苦しい思いをする羽目になるかもしれませんが、その苦しみを軽減する上手な減らし方もありますので、勝手な減薬、断薬はせず、専門家に相談しましょう。